※R18です。18歳未満はダメ、絶対。苦手な人も注意

 

ある、ふたりだけの日

 

 

いい匂いがして、その方向にふらふらと歩いていくとエプロンをつけたカイトがカレーを作っていた。
「なにしてるの、にいに?」
「なにって晩御飯の用意…」
「今日はマスターとメイコおねーちゃんが当番でしょ」
この時間は今のリンのように飢えた亡者たちが晩御飯の匂いに引かれてくる…そんな時間なのにいくら目を凝らしても自分たち以外の姿は見当たらない。

「マスターが遊園地の招待券貰ったんだって。それでみんな出かけたみたいだよ」
「なにそれ、リンも行きたいーー!!」
「リンは昼寝してるからって…」
「もーそういう時は起こしてよー!!!」
ぷくっと頬を膨らめたリンは見た目はぽかぽかと可愛らしくカイトを叩いている。
…が、実際は鋼鉄の拳はかなりズシリと来る。
「いたた…僕だって仕事から帰ってきて知ったんだし…」
机の上にあった置手紙の書かれたチラシの裏をリンに見せる。
「僕は久しぶりにふたりの時間もいいなーって思ったんだけど」
そう言って思い切り抱き寄せる。いつもは狭い部屋で隠れるようにしか抱きしめてあげられないから。
そんなカイトの思いも虚しくリンはぶんぶんと首を横に振った。
「やだー遊園地のほうがいい!」
「それは今度、僕がお休みのときに行こう?ねっ?」
腕の中で暴れていたリンの動きがふと止まり、怪訝そうな瞳に自分が写る。
ぽんぽんと頭を撫でるとリンが重い口を開いた。
「本当?」
「本当だよ、だから今日は僕とラブラブしようよ?」
その一言にころっと嬉しそうに細められた瞳にちゅっとキスを落とす。
「ここでするの初めてかな」
「にいに、すごいカレーのにおい」
「だめ?」
「いいよ」
リンは少し背伸びをしてカイトの首にへばりつく。
「ここはいつものにおいかな…」
「ちょっ、リン、くすぐったいってば」
マフラーの奥の奥。その先に大好きな匂い。
ぎゅうぎゅうと力任せに締められて嬉しいやら苦しいやら。
「もうリンってば……」
一度リンを引き剥がして、それからコンロの火を消す。
「夕ご飯遅くなっちゃうよ?」
「うん」
にっこり笑って

ひょいっ、とリンを抱き上げて、リビングのソファに腰を下ろす。
3人掛けではないほうに腰を下ろしたカイトは横抱きのままリンを落ち着ける。
「何で狭いほう…」
「そのほうが近いかなーって」
「ば、ばかっ」
「嬉しいくせに」
ふ、と息を漏らすとそのままリンに口付ける。
「にい…」
「リン、好きだよ」
先ずはついばむようにリンの上唇を軽く吸う。
それから柔らかくて少し甘いそれを少しずつ角度を替えてゆっくり味わう。
合間合間に漏れるため息のような声が愛しくて、何度もリンの好きな甘ったるい愛の言葉を囁いた。

「リン?」

いつも最初に唇の触れる瞬間、きゅっと目を閉じるのが好きだ。
そんなリンも今はうつろな瞳のどこかか大人びた表情をしている。
「ちょっと口、開いて…」
「ちょ……」
…っと待って、とでも言おうとしていたのだろうか。
そんなことは気にせず、ふと開かれた隙間にねじ込む様に舌をもぐりこませる。
また何度も角度を変えて歯列や唇の裏まで順に柔らかく熱く湿った肉の感触を確かめた。
それからおずおずと伸ばされたリンの舌とたっぷり唾液を絡ませ合う。
執拗に自分のものにしたくなる。そんな味がする、なんて。
繋がった部分はため息が出るほど熱い。
「ん………はぁっ」
流れ込む熱に、そして甘い声に絆されるようにカイトは口付けを続けた。

 

「ひゃんっ」

リンがぴくりを震えて一際甘い声を上げた。
「ここ好きでしょ?硬くなってる」
「でも……あ、んんっ」
シャツの上からにも拘らず、リンの小さな胸の先っぽはカイトの指先にその存在を主張している。
つんつんと指先でつつくとリンはそれに合わせて身体を小さく振るわせた。
後ろから支えている右手をシャツの下を潜って、その先のブラジャーは上側にずらす。
手の中に現れたほんのりとした膨らみはそれでも十分柔らかいし、ピンと立った乳首の感度も良好だ。
早速、親指と人差し指で摘み上げるように挟むとリンはまたひとつ綺麗な声で鳴いた。
「リン、すごくかわいい」
「…あぁんっ、ばかぁっ」
言葉とは裏腹に弄る度に快感に顔を歪めるリンにちゅっとキスをする。
「最後まで…してもいい?」
「…だめ」
「嘘ばっかり」
大きく首を振ったリンはきっと世界一可愛い顔でカイトに涙目を向けた。
「リン、すき」
ただ愛しくて力任せに抱きしめると、早くして、と囁いたリンが首筋を噛んだ。
口元が緩んでどうにも収拾がつかない。顔が見えない位置でよかったとカイトは息を大きくはいた。
お許しが出たところでようやくリンのホットパンツに空いた左手を伸ばす。
「ひゃぁんっ」
前を緩めてまずは確かめるように下着の上から軽く指先で押す。
そこは布越しにも分かるほど柔らかく解れていた。
そっと中に指を挿し入れると直にぬるりとした液体が絡まってくる。
「……やっ、指………」
「え、何がよかったの?」
すかさず2、3度入り口をかき混ぜると部屋中にくちゅくちゅと水音が響く。
「も……いつも、そればっかっっ」
音を立てる度にリンが見せる今更とも思える恥ずかしそうな顔に嫌でも自分の中心が高まるのを感じていた。
額にじんわり汗が滲む。
乳首も一緒に摘んでやるとどろりと奥から熱いものが流れた。
「ひゃっ、……あんっ、あぁぁん」
「このまま上に乗ってといつものとどっちがいい?」
「はやく………してって、言ってるでしょっ」
「ごめん」
掠れた声でそう言ったリンはやっぱり恥ずかしそうで、両手を一度離さなければいけないこの状況がとても勿体無く思えた。

一度体制を立て直してから、リンの身体を少し持ち上げて黄色の水玉パンツは少し下にずらす。
それから馴れた手つきで自分の勃起したものを取り出した。
とろりと愛液が滴る蜜口にその先端をあてがうと、素早くその肩を押し下げ、下からは一気に突き上げた。
途端に部屋中に熱が走り、リンの声とぐちゅぐちゅ激しい音が響く。
「あっ、はあぁぁっ、にいに、にいにっっ」
「リンの中、いつもより熱っ……あんまり持ちそうもない……」
カイトの出し入れだけでは物足りないようでリンはもっと深い部分に触れられるように腰を動かす。
ぱんぱんと音が響くとリンは箍が外れたようにまた一段と声を上げる。
「にいに、はあぁぁん、イイっ、あぁぁッ……っと、もっと奥ぅっっ」
はじめっからぎゅうぎゅう締め付けてくるリンに、こっちまでどうにかなってしまいそうだ。
快感を必死で絶えながら必死でリンのもっとイイ所を探す。
「あぁぁん、やんっ、にい、……あんっっ」
「リン、セックスのときは名前で呼んでって…」
「んっ、、カイっ、……カイトすきっ」
縋ってくるリンの汗ばんだ頬に額に唇にキスを落としてから、一層深く、一点を突いた。

 

* * *

 

「……まずい、どうしようこれ」

リンの中から今まで荒ぶっていたそれを抜くといかにもシミになりそうな白い液がソファの上に零れた。
「おなかへった。にいに、はやくシャワーしてご飯しよ」
何時もの顔に戻ったリンはへら、と笑ってカイトのマフラーを引っ張った。
「う、うん、先に片付けるから、先行っててくれる」
「やだー何時もみたいにお姫様抱っこで連れてってくれなきゃヤダ!!」
「はいはい……」

こうしてしこたま足をばたばたさせたリンは今日も無事にカイトの「風呂まで抱っこ権」をゲットした。
喋る声は元気でも小さな身体にこれ以上無理をさせられないのでしょうがない。
それに今拭こうが3分後に拭こうが結果は同じだろう。
「じゃあ、先に連れてってあげるから、ちょっと待っててね」
「うんっっ」
抱き上げるとこぼれる笑顔に合せて白濁液も合せて零れた。
カイトは自分のした事ながら反省せざるを得ない状況にほんのり肩を落とした。

 

 

はい、こういうのは勢いで。あはは(乾いた笑い)。【募集】あんあん以外のあえぎ声
途中で見てるのが恥ずかしくなって強制終了したので何か変だったらスミマセン。
あれ、カレーの複線が消化できてないぞwこれは第2弾だなww暑くて頭が沸いてる間に書こう…

 

 

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